ITの“国家資格”と“民間資格”
日本において、いまや情報技術は社会基盤になりつつあります。あらゆるビジネスシーンで、“パソコン操作ができる”“パソコンを使ってデータ処理ができる”といったことに加え、情報技術のもつ潜在力を業務に積極的に活用し、どのように付加価値を生み出していくかという視点が求められる時代になりました。「ITエンジニア」や「パソコンユーザー」にとって、キャリアアップや就職、転職、あるいは独立の際に、自分が身につけている情報技術に関する知識や能力をアピールするため、自らのキャリアにふさわしい“資格”を取得しておくことは、とても有効な手段となります。IT資格には、「情報処理技術者試験」のような国が認定する“国家資格”と、マイクロソフトの「MOS」やオラクルの「オラクルマスター」などIT関連企業(ベンダー)が自社の製品を扱う技術者を認定する「民間資格」(ベンダー資格)があります。
では“国家資格”と“民間資格”それぞれの特徴をみていきましょう。一般理論を基礎とした応用力が身につく“国家資格”と、特定製品の即戦力となる“ベンダー資格”を併せ持てば、さらなる飛躍の“武器”になることまちがいなしです!
◆ ITの国家資格について
国家規模でIT能力の向上をはかるITの分野で代表的な国家資格といえば、「情報処理技術者試験」です。“IT能力の向上”という国の政策のもと、幅広い一般理論を中心にした試験内容になっています。
■情報処理技術者試験の試験区分(2009年度再編により新試験区分がスタートします)
- >> ITサービスマネージャ試験はこちら
- >> ITパスポート試験はこちら
- >> 基本情報技術者試験はこちら
- >> 応用情報技術者試験はこちら
- >> ITストラテジスト試験はこちら
- >> システムアーキテクト試験はこちら
- >> プロジェクトマネージャ試験はこちら
- >> ネットワークスペシャリスト試験はこちら
- >> データベーススペシャリスト試験はこちら
- >> エンベデッドシステムスペシャリスト試験はこちら
- >> 情報セキュリティスペシャリスト試験はこちら
- >> システム監査技術者試験はこちら
■国家資格のメリット・デメリットは?
幅広い一般理論の知識が求められる試験内容で、「ベンダー資格」のように製品の浮き沈みに関係なく、比較的、長期間実効性のある資格といえるでしょう。ただし即効性では、常に最新技術を試験に取り入れている「ベンダー資格」のほうが優っているでしょう。
■民間資格(ベンダー資格)について
民間企業による自社製品の技術者育成とマーケティング
IT関連企業(ベンダー)が自社の製品の技術者育成や販売促進を目的として行っている資格試験です。試験では、ベンダー製品の詳細機能や運用、活用方法の能力が求められます。
■民間資格(ベンダー資格)の種類
★マイクロソフト「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」
★オラクル「オラクルマスター」
★シスコ「CCNA(Cisco Certified Network Associate)」
など
■民間資格(ベンダー資格)のメリット・デメリットは?
特定のIT製品を扱う場合に即効性があります。ソフトウェアがバージョンアップする度に、差分知識の補完が必要になります。国家資格のようなオールラウンドな内容ではなく、特定の製品に限定された知識になるため、他製品に応用がきかない場合もあります。
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